山西省の露天炭鉱。(資料写真、太原=新華社記者/王飛航)
【新華社太原10月25日】中国山西省の一定規模(主要業務の年間売上高2千万元、1元=約21円)以上炭鉱企業の原炭生産量は9月、1億1806万6千トンに上り、今年の月間最高となった。1~9月の生産量は9億3365万9千トンで全国の26・9%を占めた。省統計局が明らかにした。
山西省は石炭生産が盛んで、23年には原炭13億7752万トンを生産している。3月に発表した今年の石炭生産・供給計画では、生産安全の確保を前提に、24年の生産量を13億トン前後に維持するとしていた。
石炭生産のスマート化やグリーン(環境配慮)化も進む。すでに省内の5割以上の石炭生産能力でスマート採掘を実現、グリーン採掘モデル炭鉱を30カ所建設した。先進生産能力は全体の82%近くを占める。25年には、国の供給確保の需要に合わせて合理的な水準の石炭生産量を維持し、大型炭鉱の先進生産能力の占める割合を95%に引き上げ、スマート炭鉱を300カ所以上に増やす。27年には各種炭鉱のスマート化をほぼ完了するとしている。(記者/王飛航)