22日、第3回ハネウェルグリーン発展サミットの会場。(南京=新華社配信)
【新華社南京10月25日】米科学技術大手ハネウェルは中国江蘇省南京市で22日に開いた第3回グリーン(環境配慮型)発展サミットで、自動車大手の浙江吉利控股集団や家電大手の海信集団(ハイセンス)などの中国企業と中国のエネルギー転換促進に向けた低炭素技術の応用を進めると発表した。
吉利控股集団イノベーションセンター、海信集団、ハイテク企業の北京漢能清源科技とそれぞれ戦略的協力覚書を交わした。
吉利控股集団イノベーションセンターとは二酸化炭素(CO2)回収、グリーンメタノール合成、持続可能な航空燃料(SAF)などの低炭素技術の応用を進め、海信集団とは第4世代冷媒とされる有機フッ素化合物ハイドロフルオロオレフィン(HFO)関連の応用を推進するとともに、協力をアジア太平洋地域へ広げる。北京漢能清源科技とは、ハネウェルのアップサイクル技術実用化で協力し、中国の先進的なプラスチックリサイクル技術産業の発展を後押しする。
山西省メタノール経済産業協会とは戦略的協力協定を締結。双方は持続可能な航空燃料プロセス技術と関連産業チェーンの普及に努め、同省の産業転換とグリーン発展を支援する。
ハネウェルは、中国で航空宇宙技術、スマート建築技術、エネルギー・持続可能技術、インテリジェント工業技術の四大事業部門の全てが事業を展開しており、アジア太平洋地域の本部を上海に置く。今回のサミットでは、持続可能な航空燃料、CO2回収、高性能材料などの低炭素技術を紹介した。(記者/劉巍巍)