中日の陶芸家が文化交流 河北省保定市

中日の陶芸家が文化交流 河北省保定市

新華社 | 2024-10-24 14:36:34

23日、開幕式でビデオを通じてあいさつする中国の呉江浩(ご・こうこう)駐日大使。(保定=新華社記者/楊珏)

  【新華社保定10月24日】中国河北省保定市曲陽県で23日、中日の陶磁器文化をテーマとした交流イベントが開催された。

  中国の呉江浩(ご・こうこう)駐日大使、薛剣(せつ・けん)駐大阪総領事、日本の金杉憲治駐中国大使、吉村武司岡山県備前市市長をはじめ、両国の関係部門・機関の責任者、および陶芸家、業界団体、企業家、大学の研究者、メディア関係者らが会場やオンラインで参加した。

23日、開幕式であいさつする岡山県備前市の吉村武司市長。(保定=新華社配信)

  呉江浩大使は開幕式のあいさつで、現在の中日関係は改善と発展の重要な時期にあると指摘。両国の陶芸界の関係者が協力して歴史的、文化的な根源をさらに掘り起こし、活用することで、中日関係の改善と発展促進に独自の積極的な役割を果たしてほしいと表明した。

  備前市の吉村武司市長は、今回の陶磁器交流イベントが盛大に開催されることに祝意を示すとともに、備前焼は日本六古窯の一つで千年の歴史を持ち、日本の代表的な伝統工芸品だと紹介。陶磁器を通じて両国の文化交流をさらに促進していきたいと意欲を示した。

23日、会場で作品を解説する備前市の陶芸家、隠崎隆一氏(右)。(保定=新華社記者/楊珏)

  会場では中国と日本の陶芸家が作品の解説や技術の実演を行い、両国の陶磁器メーカーや業界団体、大学の関係者らが深く議論し、交流した。イベントの重要な一環として東京と大阪に分会場を設置して、「中国文明に入り込む」をテーマと題した人文(人と文化)交流活動も開催され100人を超える中日両国の若者や友好人士がビデオ越しに交流し、陶磁文化のエピソードを語ることで、中国の優れた伝統文化を生き生きと浮き彫りにした。

23日、会場で作品を解説する京焼(清水焼)の窯元、9代高橋道八氏(左から3人目)。(保定=新華社記者/楊珏)

  今回のイベントは、河北省保定市政府、世界知識出版社、在大阪中国総領事館、日本の京都府、岡山県の共催で行われた。(記者/楊珏、杜一方)

23日、会場で陶芸作品を解説する陶磁部門の中国工芸美術大師、任星航(じん・せいこう)氏(右から2人目)。(保定=新華社記者/楊珏)

23日、会場で陶芸の技術を披露する備前市の陶芸家、森敏彰氏(右)。(保定=新華社配信)

23日、イベントの一環で行われた人文交流活動で、「中国唐宋時代の茶器と茶芸」をテーマに講義する清華大学美術学院(北京市)の白明(はく・めい)教授。(保定=新華社記者/楊珏)

23日、オンラインで交流する清華大学美術学院(北京市)の白明(はく・めい)教授と東京分会場の人々。(保定=新華社記者/楊珏)

23日、オンラインで交流する清華大学美術学院(北京市)の白明(はく・めい)教授と大阪分会場の人々。(保定=新華社記者/楊珏)

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