23日、中日友好医院創設40周年大会および第2回質の高い発展大会の会場。(北京=新華社配信)
【新華社北京10月24日】中国北京市で23日、中日友好医院創設40周年大会および第2回質の高い発展大会が開かれた。国家衛生健康委員会副主任・中国共産党党組メンバーの曹雪濤(そう・せつとう)氏、同院の周軍(しゅう・ぐん)院長、日本の金杉憲治駐中国大使、国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長らが出席し、あいさつした。
23日、中日友好医院創設40周年大会および第2回質の高い発展大会であいさつする曹雪濤副主任。(北京=新華社配信)
曹氏は医院創設40周年に祝意を示し、共産党第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で衛生健康分野の重大な改革任務が明確になったとして、中日友好医院が公立病院の質の高い発展を重視し、人々の多層的かつ多元的な衛生健康サービスのニーズに応え、自身の優位性を踏まえて革新と発展に取り組んでいくことに期待を示した。
23日、中日友好医院創設40周年大会および第2回質の高い発展大会であいさつする周軍院長。(北京=新華社配信)
周氏はあいさつの中で、同院が医療、教育、研究、管理を原動力とし、呼吸器、中国医学と西洋医学の融合、臓器移植、腫瘍総合治療、遠隔医療・インターネット医学の5分野を柱とする学術分野の発展体系づくりを継続するとともに、高水準の病院建設に注力し、質の高い発展の実現に努める姿勢を示した。
23日、中日友好医院創設40周年大会および第2回質の高い発展大会であいさつする金杉憲治駐中国大使。(北京=新華社配信)
金杉氏は同院が日中医学交流の懸け橋として、医療分野で大きな役割を発揮していると指摘。今後も交流協力を重ねていくことが両国共通の課題である高齢化や医療分野にとどまらない日中関係全体の発展に寄与していくと述べた。
23日、中日友好医院創設40周年大会および第2回質の高い発展大会であいさつするJICAの田中明彦理事長。(北京=新華社配信)
田中氏は、同院が単なる医療機関ではなく、両国の人々の心をつなぐ懸け橋であり、医学界における交流の重要拠点、友情と協力の象徴であるとして、過去40年間で両国の医療関係者が互いに学び合い、協力し合う中で培われた友情と信頼は極めて貴重で、何物にも代えがたいとの認識を示した。(記者/常博深)
23日、中日友好医院創設40周年大会および第2回質の高い発展大会の会場。(北京=新華社配信)