21日、山東省泰安市の泰山風景区でテスト中のロボット犬。(済南=新華社配信/隋翔)
【新華社済南10月23日】中国山東省泰安市の泰山は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界複合遺産に国内で初めて登録され、毎年100万人に上る観光客を迎えている。地形が複雑で、登山道が曲がりくねっているため、ごみの運搬は長い間人手に頼るしかなかった。2023年には観光客数が過去最多の862万人に達し、約2万4千トンのごみが発生したため、運搬の難度とコストが大幅に上昇した。
21日、山東省泰安市の泰山風景区でロボット犬のテストを行うスタッフ。(済南=新華社配信/隋翔)
ごみ問題に悩む泰山にこのほど、ユニークな登山者が登場した。正体はロボット犬で、旅慣れた隊商を思わせる軽やかな足取りで登って行く。山内の施設管理を担う泰山文旅集団物業管理の担当者によると、同社はロボット犬の運搬能力をテスト中で、山岳型風景区のごみ収集・運搬という難題の新たな解決策となることが期待されている。
21日、山東省泰安市の泰山風景区でテスト中のロボット犬。(済南=新華社配信/隋翔)
テストに参加しているのは、市販品の中で最も速く走行でき、最新技術を採用している産業用四足歩行型ロボットの一つ。障害物乗り越え能力や安定性、バランス維持能力、耐荷重性が高く、駆動時間が長いなど高性能の製品となっている。(記者/袁敏)
21日、山東省泰安市の泰山風景区でテスト中のロボット犬。(済南=新華社配信/隋翔)
21日、山東省泰安市の泰山風景区でテスト中のロボット犬。(済南=新華社配信/隋翔)
21日、山東省泰安市の泰山風景区でテスト中のロボット犬。(済南=新華社配信/隋翔)