カザフスタン、中国人観光客の人気の旅行先に

カザフスタン、中国人観光客の人気の旅行先に

新華社 | 2024-10-22 14:58:29

カザフスタン・アスタナの都市軸上にある商業施設「ハーン・シャティール」。(6月29日撮影、アスタナ=新華社記者/白雪騏)

  【新華社北京10月22日】中国オンライン旅行大手の携程集団(トリップドットコム)のデータによると、今年に入り、中国人観光客のカザフスタン旅行予約件数は前年同期比3・3倍、2019年比3・6倍になった。中でも同国最大の都市アルマトイの人気が最も高い。

  中国ではこのほど、「カザフスタン観光年」に関する一連のイベントの一つ「アルマトイ観光デー」が陝西省西安市と北京市で前後して開かれ、中国人観光客向けのプロモーションが行われた。

  在中国カザフスタン大使館のアスカル・シャルカルバエフ公使参事官はイベントで、「カザフスタンと中国の間にはアルマトイと北京、浙江省杭州、新疆ウイグル自治区ウルムチ、海南省三亜などの都市を結ぶ航空路が開通している。双方の努力の下、航空路線は一層拡充されると確信している」と述べた。

  カザフスタンは今年に入り、中国でカザフスタンの壮麗な自然風景と豊富な観光資源をアピールするイベントを20回以上実施している。同氏は「カザフスタンには豊富な歴史文化遺跡、秀麗な山河と風景があり、国民はホスピタリティにあふれ、中国人観光客を心から招待する」と述べた。

カザフスタン・アスタナにそびえる展望塔「バイテレク」。(6月29日撮影、アスタナ=新華社記者/白雪騏)

  中国の張霄(ちょう・しょう)駐カザフスタン大使は先ごろ、カザフスタンメディアの取材に応え、今年3月には中国で「カザフスタン観光年」イベントが始動し、カザフスタンが中国人観光客にとって新たな人気の旅行先になっていると明かした。

  23年11月に中国・カザフスタンのビザ相互免除協定が正式に発効し、両国間の旅行者の往来がさらに便利になった。カザフスタンが今年2月に発表したデータによると、ビザ相互免除協定の発効以来、同国を訪れた中国人観光客は13倍に増加した。昨年11月10日から今年3月末までにカザフスタンを訪れた中国人観光客は12万6千人に上った。

  携程集団傘下のシンクタンク、携程研究院の毛琳(もう・りん)研究員は「アルマトイのほか、首都アスタナも中国人観光客にとって外せない観光スポットとなっている。シムケント、アクタウなども中国人観光客に好まれている」と説明した。カザフスタンは優れた資源に恵まれており、カザフスタン観光の知名度が上がるにつれ、人気も高まり続けているとの見解を示した。

  シャルカルバエフ氏は、観光協力が両国間協力の重要な内容の一つだとし、両国が観光協力を絶えず深化させることは、両国国民の互いの文化や歴史に対する理解増進を後押しするとの見通しを示した。

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