上海市松江区、商業衛星製造で行動計画　２７年までに年間３００機

衛星のイメージ図。

　 【新華社北京１０月２２日】中国上海市松江区はこのほど、商業宇宙飛行や空間情報産業衛星インターネットなどの細分化分野で質の高い発展を図る行動計画を発表し、２７年までに同区の商業衛星製造能力を年間３００機、軌道上の衛星数を６００機前後にする方針を示した。衛星インターネットの産業規模を１００億元（１元＝約２１円）にし、関連企業数を１００社、うち中核企業を３社以上にする。衛星インターネット分野で市レベルの産業パークを創設し、国家レベルの中小企業産業クラスターの発展競争力を高める。

　 行動計画は、都市、産業、消費各分野の応用ニーズに焦点を当て、都市の通信、交通、気象、環境、セキュリティー、緊急対応、エネルギーなどの分野で応用シーンの開拓をさらに進め、全国でけん引、手本効果を持つシーンを多く形成するとしており、２７年までに１０以上の典型的な応用シーンの構築を目指す。