19日、色付けされていない虱彫り作品。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
【新華社山南10月21日】中国西藏自治区山南市扎囊(ダナン)県にはチベット族伝統の扎囊木彫りが伝わっている。ある木彫職人がその昔、ハダカムギの粒を虱(しらみ)のように彫り上げ、本物と見分けがつかないほどだったことから「虱(しらみ)彫り」とも呼ばれるようになった。300年以上の歴史を持つこの精巧で独特な様式の木彫りは、2021年に国家級無形文化遺産に登録された。
19日、色付けされていない虱彫り作品。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
虱彫り技術の継承者であるパドマタトゥルさんは12年、地元政府の支援を受け、扎囊県扎其虱彫り工芸農民合作社(協同組合)を設立した。合作社ではさまざまな工芸品やチベット家具を製作しており、年間平均売上高は800万元(1元=約21円)に達し、製品は同自治区内だけでなく、広く全国に販売され、周辺住民の増収と地域経済の発展に寄与している。さらに、合作社は虱彫り技術の研修も行っており、技術者を社会に継続的に送り出すことで、無形文化遺産の伝承に新たな活力を注ぎ込んでいる。(記者/薛瑩瑩)
19日、虱彫り作品に色付けをする職人。(山南=新華社配信/陳俊傑)
19日、色付けされていない虱彫り作品。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、虱彫り作品に色付けをする職人。(山南=新華社配信/陳俊傑)
19日、色付けされていないチベット家具。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、扎囊県の虱彫り展示ホールに展示されているチベット家具。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、扎囊県の虱彫り展示ホールに展示されているチベット家具。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、扎囊県の虱彫り展示ホールに展示されているチベット家具。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、扎囊県の虱彫り展示ホールに展示されているチベット家具。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、扎囊県の虱彫り展示ホールに展示されている虱彫り作品。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、色付けされていない虱彫り作品。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、扎囊県の虱彫り展示ホールに展示されているチベット家具。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)
19日、扎囊県の虱彫り展示ホールに展示されているチベット家具。(山南=新華社配信/汪思偉)