国家級無形文化遺産の織物技術が増収に貢献 西蔵自治区

国家級無形文化遺産の織物技術が増収に貢献 西蔵自治区

新華社 | 2024-10-21 15:43:20

  【新華社山南10月21日】中国西蔵自治区山南市乃東(ネドン)区の特産品である氆氇(ブル、毛織物)は「沢帖爾(ゾーティエアル)」「嘩嘰(ホワジー)」とも呼ばれ、唐代に皇女として吐蕃(とばん)に嫁した文成公主が、内地の織物技術をチベット族の伝統的なブル織り技術と融合させて生み出したと言われる。沢帖爾の生産技術は難しく、生地は柔らかく繊細で、仕立ては手が込んでいる。2021年に国家級無形文化遺産に登録された。

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場で作業する女性。(山南=新華社配信/汪思偉)

  地元では08年、技術の伝承と保護を目的に乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社(協同組合)を設立。合作社はチベット族の伝統的な衣装、ショール、スカーフなどの生産、販売を手がける一方、嘩嘰織り技術の研修を通じて専門の技術者の養成も行っている。23年の総生産額は860万元(1元=約21円)に達し、技術の伝承だけでなく、地元の人々の収入増に貢献した。(記者/薛瑩瑩)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場で作業する女性。(山南=新華社配信/汪思偉)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社で撮影したバッグ。(山南=新華社配信/陳俊傑)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場で沢帖爾を体験する観光客。(山南=新華社配信/汪思偉)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場で沢帖爾を体験する外国人観光客。(山南=新華社配信/陳俊傑)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場で作業する女性。(山南=新華社配信/汪思偉)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場に置かれた毛織物。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場に展示された毛糸。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場で沢帖爾の図案を描く男性。(山南=新華社配信/汪思偉)

乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場。(6月24日撮影、山南=新華社配信)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場に展示された沢帖爾の植物染料。(山南=新華社配信/汪思偉)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社に展示された沢帖爾の製品。(山南=新華社記者/薛瑩瑩)

19日、乃東区民族嘩嘰手工編織専業合作社の工場に展示された沢帖爾の鉱物染料。(山南=新華社配信/汪思偉)

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