【新華社北京10月21日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、10月18~20日のニュースをお届けします。
1.中国外交部、西田敏行氏に哀悼の意「両国民の友好増進に貢献」
中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は18日の記者会見で、日本の俳優、西田敏行氏の死去に哀悼の意を表し、次のように述べました。
西田敏行氏は中日両国の人々に愛された芸術家で、日中文化交流協会の会員でもありました。生前は、戦争の歴史を反省し平和を大切にすることを呼びかけ、中国との人的・文化交流に積極的に参加し、両国民の友好感情の増進に貢献しました。西田氏の死去に哀悼の意を表し、遺族にお悔やみを申し上げます。両国の人々が初心を守り、善隣友好を堅持することを期待し、信じています。
2.中国ドローン大手DJI、制裁リスト追加で米国防総省を提訴
中国広東省深圳市に本社を置くドローン製造大手、大疆創新科技(DJI)は19日、中国の軍事関連企業として誤って制裁対象のリストに追加されたとして米国防総省を提訴しました。
同社はメディアへの声明で、この認定は誤ったもので、米国防総省と数カ月にわたって交渉したが進展がなかったため、米連邦裁判所への提訴を決定したとしました。さらに同社は民間用ドローン製品の応用と革新の推進に取り組み、製品が軍事用途に使われることに反対しているとし、「米国防総省もDJIのつくっているのが消費者向けドローンと商業用ドローンであり、軍事用ドローンでないことを認めている」と明らかにしました。
3.第136回広州交易会が開幕、新製品115万点を展示
中国広東省広州市で15日、第136回中国輸出入商品交易会(広州交易会)が開幕しました。出展企業は3万社を超え、115万の新製品が展示されます。新企業、新製品、新技術、新業態が多数登場し、事前登録した海外バイヤーは14万7千人に上りました。
4.高さ2メートル、「巨大稲」の試験栽培に成功 中国雲南省
中国雲南省楚雄イ族自治州でこのほど、50ムー(約3・3ヘクタール)の水田で試験栽培されている「巨大稲」が収穫期に入りました。1ムー(約667平方メートル)当たりの収穫量は800キロに上る見込みです。
「巨大稲」は高さ1・8~2メートルまで成長し、1ムー当たりの収穫量は地元の一般的な水稲を大きく上回ります。稲わらも家畜飼料として利用できるため、田んぼの総合的な収益を確実に引き上げます。
5.ロシアのバレエ団、ファン魅了 中国・武漢市で芸術週間
中国湖北省武漢市にある湖北劇院で15日、バレエ芸術週間が開幕しました。ロシア国立モスクワ・クラシック・バレエが「ラ・シルフィード」や「ラ・バヤデール」「白鳥の湖」などの名作を上演、大勢のバレエファンが芸術の秋を堪能しました。
6.空から見た世界最大のサジー人工栽培地 中国西蔵自治区
中国西蔵自治区山南市隆子(ルンツェ)県は寒冷高地の乾燥地帯に位置し、平均標高は3800メートルを超えます。冬の寒い時期が長く、空を覆う砂ぼこりは地元の人々の暮らしに深刻な影響を与えてきました。長い間、風砂の猛威に苦しんでいた同県の人々は、1960年代からグミ科の植物、サジー(沙棘)を栽培、砂漠化防止に取り組みました。
半世紀以上にわたり栽培を続けてきたことで、ルンツェ河谷には長さ40キロ以上、面積50平方キロ以上に及ぶ「緑の長城」が築かれ、2019年には世界記録認定機関(WRCA)によって「世界最大のサジー人工栽培地」に認定されました。
7.北京市大興区、世界レベルの水素エネルギー応用拠点建設を加速
中国北京市大興区はここ数年、臨空経済エリアという優位性を生かして水素エネルギー産業の発展に力を入れています。科学技術の革新と成果の実用化を促進し、世界レベルの水素エネルギー応用拠点の建設を加速させ、ベンチマーク水素エリア、グリーン(環境配慮型)水素エリア、グローバル水素エリアを構築しています。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。