中国からのさらなる投資を歓迎、エジプト投資・フリーゾーン庁長官

中国からのさらなる投資を歓迎、エジプト投資・フリーゾーン庁長官

新華社 | 2024-10-15 15:59:32

   【新華社カイロ10月15日】エジプト投資・フリーゾーン庁(GAFI)のホッサム・ヘイバ長官はこのほど、首都カイロ北東のテンス・オブ・ラマダンシティーで新華社の取材に応じ、中国との協力を強め、中国からより多くの投資を呼び込み、技術を導入したいと語った。

  ヘイバ氏は「私たちは緊密な協力を必要としているサービス業と観光業に対する中国企業の投資を望んでいる」とし、「中国と連携し、エジプトに技術センターを立ち上げることも可能だ」と期待を示した。

  同氏は次のように述べた。中国の対エジプト投資はここ数年、急増している。エジプトはアフリカと中東地域の大きな市場であり、投資を呼び込む好条件が多い。例えば、エジプトは3千万人以上の労働者を擁し、35歳未満が65%を占めている。国内には工業都市が24カ所あり、さらに拡張を続けている。

  中国家電大手、海爾集団(ハイアール)傘下の海爾智家(ハイアール・スマートホーム)が建設する生産拠点「エコロジカルパーク」第2期の定礎式は9月23日、テンス・オブ・ラマダンシティーで行われた。第2期の投資額は約4千万ドル(1ドル=約150円)で、冷蔵庫、冷凍庫の2品目を生産する。

  同氏は「ハイアールがエジプトで急速に発展している中国企業の一つである」と評価。同社は投資優遇措置を享受できる「ゴールデンライセンス」をエジプト政府から取得後、23年に第1期拠点の建設を始め、24年5月に本格稼働させたと紹介した後、次のように述べた。

  ハイアールは5カ月の稼働を経て、第2期拠点の建設を開始した。これは、エジプト市場の持続的な成長を示している。エジプトは投資を呼び込むため、ビジネス環境の改善に努め、投資家向けの優遇措置も打ち出している。ゴールデンライセンスや、投資家がプロジェクトの申請後すぐに「ワンストップ式」で許可証を取得できることは、プロジェクトの早期実施に役立っている。プロジェクトの完成後、ゴールデンライセンスを所持する投資家は事業の直接的な運営が可能となる。

  エジプトと中国は10年前、「全面的戦略パートナーシップの締結に関する共同声明」に調印した。エジプトは「一帯一路」共同建設国の一つであり、主要新興国で構成するBRICSの一つでもある。私たちはこの緊密な関係を投資と貿易面にも反映させ、両国間の相互投資を促進し、2国間の貿易関係を強化させたい。

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