新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（１０／１４）

 【新華社北京１０月１５日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、１０月１４日のニュースをお届けします。

　１．中国福建省で２６メガワット級洋上風力発電機が完成

　中国の発電設備大手、中国東方電気集団が独自に開発した２６メガワット級の洋上風力発電機が１２日、福建省福清市の福建三峡海上風電国際産業園にある東方電気風電（福建）製造基地で完成しました。現時点で単体容量と風車の直径が世界最大の国産洋上風力発電機となります。

　風車の中心までの高さは１８５メートルで、風車の直径は３１０メートル、受風面積は７万７千平方メートルをそれぞれ超えます。３万点余りに及ぶ発電機の部品は全て国産品が使われています。

　２．中国人科学者の名を冠した小惑星「鍾南山星」　広東省で命名式

　中国の呼吸器疾患専門家、鍾南山（しょう・なんざん）中国工程院院士（アカデミー会員）の名を冠した小惑星の命名式が１１日、広東省の横琴粤澳深度協力区で行われました。

　国際天文学連合（ＩＡＵ）の小惑星命名委員会は２０２１年、何梁何利基金（中国の科学者を表彰する公益基金）選考委員会からの推薦、紫金山天文台からの申請に基づき、小惑星３２５１３６号を「鍾南山星」と命名しました。

　鍾氏は、公共衛生上の緊急事態における医学科学の応用は科学研究が不確実性に直面した人類の健康を守る有力な武器となることを証明したと指摘。「鍾南山星」の命名は個人の名誉であり、研究チームの業績への称賛と肯定でもあると語りました。

　３．中国の貿易額、１～９月は５・３％増

　中国税関総署が１４日発表した今年第１～３四半期（１～９月）のモノの貿易額は前年同期比５・３％増の３２兆３３００億元（１元＝約２１円）で、輸出は６・２％増の１８兆６２００億元、輸入は４・１％増の１３兆７１００億元となりました。モノの貿易は安定した伸びを維持しました。

　４．中国、楽器市場に穏やかな回復の兆し

　アジア最大級の楽器見本市「中国（上海）国際楽器展覧会（ミュージック・チャイナ）」が１０～１３日にかけて、中国上海市で開かれました。中国の楽器市場はここ数年、深刻な調整局面が続いているが、今年に入ってからは穏やかな回復の兆しが見え、安定した回復軌道に乗る見込みです。

　今年のミュージック・チャイナは展示面積が１５万平方メートル近く、２６カ国・地域の企業１８４０社が出展しました。昨年から続く回復の勢いを保ち、足元の中国楽器市場が穏やかに回復していることも裏付けました。

　５．赤トウガラシの海外販路開拓、農家に増収もたらす　内モンゴル自治区開魯県

　中国内モンゴル自治区通遼市開魯（かいろ）県は「乾燥赤トウガラシの里」とも呼ばれ、中国北部最大の乾燥赤トウガラシの生産・集散地となっています。赤トウガラシの年間栽培面積は６０万ムー（約４万ヘクタール）、生産量は１５億キロ（１５０万トン）で全国の２２％を占めました。

　同県はここ数年、地理的優位性や産業基盤を生かし、特色ある赤トウガラシ産業を持続的に拡大し、海外販路を開拓しています。

　６．中国の鄭欽文がシングルス準優勝　テニス武漢ＯＰ

　女子テニスの武漢オープンは１３日、シングルス決勝で中国の鄭欽文（てい・きんぶん）がベラルーシのアリーナ・サバレンカに１－２で敗れ、準優勝となりました。

　以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。