中国人科学者の名を冠した小惑星「鍾南山星」 広東省で命名式

中国人科学者の名を冠した小惑星「鍾南山星」 広東省で命名式

新華社 | 2024-10-14 16:41:21

   【新華社広州10月14日】中国の呼吸器疾患専門家、鍾南山(しょう・なんざん)中国工程院院士(アカデミー会員)の名を冠した小惑星の命名式が11日、広東省の横琴粤澳深度協力区で行われ、中国科学院紫金山天文台の趙長印(ちょう・ちょういん)所長が国際天文学連合(IAU)小惑星センターの発表した公報、何梁何利基金(中国の科学者を表彰する公益基金)北京代表処の蒙建東(もう・けんとう)機構代表が命名証書を鍾氏に授与した。

   IAUの小惑星命名委員会は2021年、何梁何利基金選考委員会からの推薦、紫金山天文台からの申請に基づき、小惑星325136号を「鍾南山星」と命名した。

   紫金山天文台の趙海斌(ちょう・かいひん)研究員によると、同小惑星は2008年に発見され、太陽からの平均距離は3億7300万キロ、公転周期は4・05年となる。

   鍾氏は、公共衛生上の緊急事態における医学科学の応用は科学研究が不確実性に直面した人類の健康を守る有力な武器となることを証明したと指摘。「鍾南山星」の命名は個人の名誉であり、研究チームの業績への称賛と肯定でもあると語った。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。