赤トウガラシの海外販路開拓、農家に増収もたらす 内モンゴル自治区開魯県

赤トウガラシの海外販路開拓、農家に増収もたらす 内モンゴル自治区開魯県

新華社 | 2024-10-14 15:01:11

開魯県で赤トウガラシを収穫する農家の人。(資料写真、開魯=新華社配信)

  【新華社フフホト10月14日】中国内モンゴル自治区通遼市開魯(かいろ)県は「乾燥赤トウガラシの里」とも呼ばれ、中国北部最大の乾燥赤トウガラシの生産・集散地となっている。赤トウガラシの年間栽培面積は60万ムー(約4万ヘクタール)、生産量は15億キロ(150万トン)で全国の22%を占めた。

   同県はここ数年、地理的優位性や産業基盤を生かし、特色ある赤トウガラシ産業を持続的に拡大し、海外販路を開拓している。

開魯県にある内モンゴル徳斯福食品の辣椒醤(トウガラシみそ)加工工場で働く従業員。(資料写真、通遼=新華社配信)

  2006年以降、輸出量は年々増加しており、商品の種類も当初の乾燥トウガラシから冷凍生トウガラシや辣椒醤(トウガラシみそ)、辣椒砕(トウガラシフレーク)などへと広がった。県内には現在、赤トウガラシ輸出実績のある企業が16社あり、主な輸出先は日本や韓国、タイ、マレーシアなどで、今年上半期(1~6月)の輸出額は前年同期比約8・5倍の1億5800万元(1元=約21円)だった。

  産業の急速な発展は地域の農家に増収をもたらした。統計によると、同県では5万世帯以上の農家がトウガラシの栽培・販売に従事し、年間の労働収入は3億6千万元に達している。(記者/王雪氷、劉嵐濤)

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