9日、チャンカイトンネルで記念撮影する中鉄十局集団の作業員。(チャンカイ=新華社配信)
【新華社チャンカイ10月13日】中国の鉄道建設大手、中国中鉄傘下の中鉄十局集団が建設を請け負うペルーのチャンカイトンネルが9日、コンクリート打設を終え主体工事が完了した。
同トンネルは全長1839メートル、うち埋設区間は1168メートルでトンネル全体の63・5%を占める。
中鉄十局ペルー指揮部の覃継華(たん・けいか)指揮長は「主体工事の完工はチャンカイ港にとって大きな意義があり、プロジェクトの建設は地元の経済発展と雇用をけん引する」と述べた。
トンネル建設プロジェクトは、大いに注目を集めているペルーのチャンカイ港の重要な付帯工事となっている。ペルーの首都リマの北にあるチャンカイ湾に位置する同港は中国とペルーの「一帯一路」共同建設プロジェクトで、中国企業が投資と開発を行う。完成後は中南米の新たなハブ港、太平洋のゲートウェイ港として、ペルーからアジアへの直航便の所要時間を大幅に短縮できる。pagebreak
8日、チャンカイトンネルの工事の様子。(チャンカイ=新華社記者/李木子)pagebreak
8日、チャンカイトンネルで働くペルーの作業員。(チャンカイ=新華社記者/李木子)