11日、内モンゴル自治区の東風着陸場の「実践19号」回収現場。(アルシャー=新華社配信/王衡)
【新華社北京10月12日】中国国家航天局は11日、内モンゴル自治区の東風着陸場で同日、初の再使用可能な帰還型技術試験衛星「実践19号」の回収に成功したと発表した。植物と微生物の育種、自律制御と新技術の検証、宇宙科学実験、公益・文化イノベーション関連の回収すべきペイロード(搭載物)は全て無事回収されたとした。
11日、内モンゴル自治区の東風着陸場の「実践19号」回収現場。(アルシャー=新華社配信/王衡)
「実践19号」は、中国の第14次5カ年規画(2021~25年)期間の重要な新技術試験衛星で、9月27日に酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。飛行試験を通じて、再使用性、無破損回収、高微小重力の保証などの重要技術で躍進を遂げ、次世代の高性能かつ再使用可能な帰還型宇宙試験プラットフォームの各種技術指標を検証し、所期の試験効果を達成した。
高い微小重力レベル、優れた適時性、強力なダウンリンク性能などの特徴を備えた「実践19号」は、高微小重力レベルの効率的な宇宙試験プラットフォームであり、微小重力科学や宇宙生命科学などの研究の支えとなる。