中国外交部、パキスタンの中国人死傷テロを強く非難

   【新華社北京１０月８日】中国外交部の報道官は７日、パキスタン南部のシンド州カラチで６日夜に起きた中国企業の車両に対するテロ攻撃で中国人２人が死亡、１人が負傷したことを受け、テロ行為を強く非難すると表明した。

   報道官は次のように述べた。中国人が襲撃されたことにショックを受けている。今回のテロ行為を強く非難し、犠牲者に深い哀悼の意、遺族に心からの弔意を表す。中国外交部と在パキスタン中国大使館・領事館は直ちに緊急対応を取り、迅速に対処した。中国はパキスタンに対し、救急治療と善後処理に全力を尽くし、早急かつ徹底的な調査により犯人を捕らえて厳罰に処すとともに、保安上の抜け穴を確実にふさぎ、より適切な措置を講じ、中国・パキスタン経済回廊とパキスタン在留する中国側の人員、プロジェクト、機構の安全を全力で保障するよう求める。在パキスタン中国大使館は在留人員、企業、プロジェクトに対し、現地の治安情勢に注意を払い、保安措置を強化し、確実なセキュリティー対策を取るよう改めて緊急に呼びかけた。

   テロは全人類共通の敵であり、中国とパキスタンの相互信頼と協力、中国・パキスタン経済回廊の建設を破壊しようとするテロ勢力のたくらみが実現することはない。中国はパキスタンの対テロ活動を今後も支持していく。パキスタンと手を携えて努力し、両国関係を破壊する全てのたくらみを断固として打ち砕いていく。