【新華社北京10月1日】中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会が9月30日発表した9月の非製造業購買担当者景気指数(非製造業PMI)は50・0で前月より0・3ポイント低下し、好不況の節目となる50ちょうどだった。同センターの趙慶河(ちょう・けいか)高級統計師は、8月の非製造業PMIの特徴として次の2点を挙げた。
①サービス業の景況感が小幅に悪化した。サービス業ビジネス活動指数は0・3ポイント低下の49・9で節目をやや下回り、業務量は前月とほぼ横ばいだった。業種別では、郵政、電気通信・ラジオ・テレビ・衛星通信サービス、インターネット・ソフトウエア・情報技術サービス、通貨・金融サービスなどはいずれも55・0以上の高水準となり、業務量が高めの伸びを維持した。夏休みの移動のピークが終わり、一部の地域では台風などの悪天候の影響も重なり、鉄道運輸、水上運輸、文化・スポーツ・娯楽などはいずれも大幅に低下し、50を割り込んだ。市場見通しは、事業活動予想指数が54・6と拡大圏を維持し、うち郵政、電気通信・ラジオ・テレビ・衛星通信サービス、通貨・金融サービスなどはいずれも60・0以上の高水準となり、企業は市場の先行きにより楽観的な見方を示した。
②建設業の景気拡張局面がやや加速した。建設業ビジネス活動指数は0・1ポイント上昇の50・7で拡大圏を維持した。市場見通しは、事業活動予想指数が53・1となり、拡大圏を推移した。うち土木工事、設備・内装工事はいずれも55・0以上の高水準となり、企業が今後の業界の発展に高い信頼感を持っていることが明らかとなった。