【新華社北京9月30日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、9月29日のニュースをお届けします。
1.中日韓文化交流フォーラムで中国伝統劇「牡丹亭」を上演
中国江西省撫州市で26日に開かれた中日韓文化交流フォーラム第17回会議で、中国の伝統演劇「牡丹亭」が上演され、3カ国の来賓の目を楽しませました。
今回のフォーラムは、演劇を媒介に中日韓の演劇が体現する東アジア文化の特質と東洋の価値観を共に感じ取り、3カ国間の人的・文化交流を深め、相互理解と相互信頼を増進し、より緊密な東アジア地域の運命共同体構築を後押しすることを目的に開かれました。
2.南中国海の明代沈没船から引き上げた遺物400点以上初公開
中国海南省瓊海(けいかい)市の中国(海南)南海博物館で27日午後、2022年に南中国海で見つかった沈没船2隻の考古学調査の成果をまとめた特別展が始まりました。水深1500メートル余りの深海に500年以上眠っていた沈没船から引き上げられた遺物が初公開されました。会場面積は約千平方メートル。沈没船の遺物408点(組)と故宮博物院などから借り受けた文化財34点(組)の計442点(組)を展示しています。
3.香港特区、国際金融センター指数で世界3位に躍進
英シンクタンクZ/Yenグループと中国(深圳)総合開発研究院が24日に共同で発表した第36回「国際金融センター指数(GFCI)」で、中国香港特別行政区が前回の3月から順位を一つ上げ3位となり、アジア太平洋地域のトップに立ちました。特区政府報道官はこれについて、世界をリードする金融センターとしての香港の地位と実力に対する明確な評価だとの見方を示しました。
香港は「ビジネス環境」「人的資源」「インフラ」「市場の評判・一般」各種指標でスコアが上位となりました。投資管理、保険業、銀行業、専門サービス業など複数の金融業分野で順位が上昇し、中でも投資管理分野が世界首位に躍進しました。金融センターのフィンテックレベルは前回から順位を五つ上げて9位となり、フィンテックセンターのトップ10に入りました。
4.中国・ASEAN博、中国事業推進の絶好の場に
中国広西チワン族自治区南寧市で28日まで5日間にわたって開催された第21回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会には、ASEANをはじめとする各国の企業が出展し、中国代理店の開拓、ブランド認知度の向上、中国市場への参入などに積極的に取り組みました。
展示面積は20万平方メートルに迫り、メインの展示エリアには2千社以上が出展しました。ASEAN10カ国の出展が増え、ブルネイの港湾企業ムアラポートやベトナムのコーヒーチェン・チュングエンレジェンドカフェなどの有名企業が引き続き出展しました。上海協力機構(SCO)事務局と国連工業開発機関(UNIDO)は初出展となりました。
5.世界ミルクティーフェスティバル開催 広西チワン族自治区
中国広西チワン族自治区南寧市で27~29日、世界ミルクティーフェスティバルが開かれています。会場では各種ミルクティーを味わえるほか、賞品獲得を目指してゲームに参加することもできます。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。