【新華社北京9月30日】中国外交部の報道官は29日、イスラエルが27日のレバノン・ベイルート空爆でヒズボラの指導者、ナスララ師を殺害したとの報道に関し、矛盾を激化させ、地域情勢をエスカレートさせるあらゆる動きに反対すると表明した。
報道官は次のように述べた。中国は事件を非常に注視しており、地域の緊張情勢のエスカレートを深く憂慮している。中国はレバノンの主権と安全を侵害する行為に反対し、罪なき市民を傷付けるあらゆる行動に反対し、非難し、矛盾を激化させ、地域情勢をエスカレートさせるあらゆる動きに反対する。中国は当事者、特にイスラエルに対し、直ちに措置を講じて情勢の沈静化を図り、衝突のさらなる拡大、さらには衝突が制御不能に陥るのを回避するよう促す。
レバノン・イスラエル間の緊張情勢は、ガザ衝突が外部に波及したことを示している。当面の急務は、国連安全保障理事会の関連決議を確実に実行に移し、ガザの戦火を早期に収束させ、中東地域の平和と安定を確実に守ることである。