26日、中日韓文化交流フォーラム第17回会議で上演された中国の伝統劇「牡丹亭」。(撫州=新華社配信/戴慶福)
【新華社撫州9月29日】中国江西省撫州市で26日に開かれた中日韓文化交流フォーラム第17回会議で、中国の伝統演劇「牡丹亭」が上演され、3カ国の来賓の目を楽しませた。
今回のフォーラムは、演劇を媒介に中日韓の演劇が体現する東アジア文化の特質と東洋の価値観を共に感じ取り、3カ国間の人的・文化交流を深め、相互理解と相互信頼を増進し、より緊密な東アジア地域の運命共同体構築を後押しすることを目的に開かれた。
26日、中日韓文化交流フォーラム第17回会議で上演された中国の伝統劇「牡丹亭」。(撫州=新華社配信/戴慶福)
「牡丹亭」は明代の劇作家、湯顕祖(とう・けんそ)の代表作。夢の中の恋人を思って衰弱死した良家の娘の亡霊に出会った青年が、娘の墓を掘り起こし、生き返らせて結ばれる恋愛物語で、中国戯曲の最高傑作の一つとされる。
26日、中日韓文化交流フォーラム第17回会議でスピーチする文化財保護・芸術研究助成財団の沢和樹理事長。(撫州=新華社配信/戴慶福)
日本から出席した文化財保護・芸術研究助成財団の沢和樹理事長は牡丹亭の上演を素晴らしかったと称賛。似通った文化の伝統と歴史の源を持つ3カ国は文化・芸術交流を通じて相互理解と相互尊重を深め、共に進むことができると語った。
26日、中日韓文化交流フォーラム第17回会議でスピーチする韓日文化交流会議の鄭求宗(チョン・グジョン)委員長。(撫州=新華社配信/戴慶福)
会場では、3カ国の専門家が自国の伝統演劇の歴史や流派、特徴についても紹介。各国の役者が順次舞台に立ち、演劇文化の独特な魅力を伝えた。(記者/劉佳敏)