中日関係の正しい軌道に沿った発展希望　石破氏選出で中国外交部

   【新華社北京９月２８日】中国外交部の林剣（りん・けん）報道官は２７日の記者会見で、自民党総裁に石破茂氏が選出されたことに関し、日本が中国と歩み寄り、中日関係の正しい軌道に沿った発展を推進するよう希望すると表明した。

   自民党総裁選は２７日、東京で投開票が行われ、石破茂元幹事長が第２８代総裁に選出された。１０月１日召集の臨時国会で岸田文雄首相の後継として新首相に指名される見通し。

   林報道官は次のように述べた。選挙の結果に留意している。日本の内政であり、中国はコメントしない。中日関係の長期的で健全かつ安定的な発展は両国人民の根本的利益に合致し、唯一正しい選択肢である。

   日本が歴史を鑑（かがみ）とし、平和発展の道を堅持し、中日間の四つの政治文書が確立した各原則と共通認識を守り、客観的で正確な対中認識を確立し、積極的で理性的な対中政策を進め、戦略的互恵関係の包括的な推進という位置付けを実行に移し、中国と歩み寄り、正しい軌道に沿った持続的で健全かつ安定的な中日関係の発展を推進するよう希望する。