【新華社北京9月25日】中国商務部は24日、米アパレル大手PVHに対する調査を開始すると発表した。同社が新疆ウイグル自治区産の製品に関し、正常な市場取引の原則に違反し、中国の企業や機関、個人との正常な取引を中断し、差別的な措置を取った疑いがあるとしている。
同部安全保障・管制局の責任者は同日、今回の調査について次のように説明した。
関係機関が最近、PVHが事実的根拠に欠ける状況で正常な市場取引の原則に違反し、新疆産綿花などの製品を理由なくボイコットし、関係する中国企業の合法的権益を深刻に損ない、中国の主権と安全保障、発展の利益を脅かしている疑いがあるとして、提言と通報を行った。「信頼できない実体リスト(エンティティー・リスト)」の規定に基づき、PVHの関係行為に対する調査を開始し、調査結果に基づき関連措置を取る決定を下した。
中国政府はハイレベルな対外開放を断固として推進し、多角的貿易体制、各種の市場経営主体の合法的権益を断固として守る。中国は一貫してエンティティー・リストを慎重に運用しており、市場ルールを破壊し、中国の法律に違反するごく少数の外国事業体のみを対象としてきた。誠実で法令を順守する外国事業体が心配する必要は全くない。