浙江省金華市、中国・アフリカ協力の促進に一役

浙江省金華市、中国・アフリカ協力の促進に一役

新華社 | 2024-09-22 10:40:17

   昔ながらの街並みの残る市郊外の観光スポット、坡陽古街を歩くアフリカの若者。(5月24日撮影、金華=新華社配信/傅俊)

   【新華社杭州9月22日】中国浙江省中部に位置する金華市が、中国・アフリカ協力を促進する重要な役割を担っている。ここ数年は「一帯一路」共同建設参加の重要な方向性としてアフリカ貿易を位置付け、貿易規模の着実な拡大と貿易構造の継続的な改善を進めている。

   金華市が積極的に取り組んでいるのが、アフリカの工業化の巨大な潜在力と農業現代化の需要に目を付けた、企業の海外進出だ。すでに55の投資企業や投資機関を現地に設立し、生産、工業、貿易の一体化した新たな中国・アフリカ協力モデルの構築を図る。

   電気技術職の実技研修を受ける金華職業技術大学のルワンダ人留学生。(7月26日撮影、金華=新華社配信/陳斌)

   教育も重要な協力分野になる。市内の大学や高等職業教育機関はここ数年、モロッコ義烏商学院、金華職業技術大学ミュザンズ国際学院(ルワンダ)、浙江広廈職業技術大学中国コンゴシルクロード学院(コンゴ共和国)などの機関をアフリカで設立し、現地の技能・管理人材を育成している。

   同市を中心に伝わる地方劇「婺劇(ぶげき)」も、アフリカの人々が中国を理解するユニークな入り口になっている。市内の浙江婺劇芸術研究院は2015年から5回にわたりアフリカで公演し、南アフリカ、ザンビア、モロッコ、エジプトなど12カ国を巡り、6万6700人の観客を魅了してきた。

   金華市を中心に伝わる地方劇「婺劇(ぶげき)」を梅花賞受賞の婺劇俳優、楼勝(ろう・しょう)氏から教わる浙江師範大学留学中のモザンビーク人学生、劉亦辰(りゅう・えきしん、中国名)さん。(5月23日撮影、金華=新華社配信/傅俊)

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