新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(9/19)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(9/19)

新華社 | 2024-09-20 22:15:46

   【新華社北京9月20日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、9月19日のニュースをお届けします。

   1.中国、国連未来サミットと国連総会の出席に向け立場表明

   中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は19日の記者会見で、外交部が同日発表した文書「国連未来サミットと第79回国連総会の出席における中国の立場」について、次のように説明しました。

   同文書は、平和・安全、持続可能な発展、人権保障、文明交流、科学技術革新、グローバルガバナンス改革などに対する中国の立場と主張を全面的に明らかにし、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブを共同で実行し、人類運命共同体の構築を推進するよう国際社会に呼びかけています。

   世界では現在、100年来の大変動が加速的に進み、激動の変革期が始まっています。国連未来サミットと第79回国連総会は、国際社会が政治的共通認識を形成し、団結と協力を増進し、手を携えて試練に対応するための重要なきっかけになります。中国は各方面と共に努力し、真の多国間主義を実践し、世界の平和発展のために新たな貢献をすることを望みます。

   2.中国外交部、米国の台湾武器売却に「断固反対」

   中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は18日の記者会見で、米国務省が台湾への総額2億2800万ドル(1ドル=約143円)規模の武器売却と軍事支援を決めたことを強く非難し、断固とした反対を表明しました。

   3.中国・中秋節連休の国内移動、延べ6億2千万人超

   中国交通運輸部は18日、今年の中秋節連休期間(9月15~17日)の地域をまたぐ人の移動が延べ6億2956万4千人で、1日平均は前年同期比31・1%増の2億985万4千人だったと明らかにしました。

   4.中国、「北斗」衛星2基の打ち上げに成功

   中国は19日午前9時14分(日本時間同10時14分)、北斗ナビゲーションシステム(BDS)59、60基目の衛星を西昌衛星発射センターから運搬ロケット「長征3号B」(上段は遠征1号)で打ち上げました。

   2基の衛星は北斗3号システムの稼働後に打ち上げられた2組目の中軌道(MEO)衛星で、軌道上の試験を終えた後に北斗衛星ナビゲーションシステムに接続されます。

   長征シリーズ運搬ロケットによる打ち上げは今回が535回目となりました。

   5.「敦煌の守護神」常書鴻生誕120周年記念展、東京で開催

   中国の画家で「敦煌の守護神」と呼ばれる常書鴻(じょう・しょこう)の生誕120周年を記念した「永遠の敦煌-常書鴻生誕120周年記念展」が16日、東京で開幕しました。日本の一般社団法人絲綢之路(しちゅうのみち)芸術協会が主催し、20日まで開かれます。

   6.中国で開発の超解像顕微鏡、細胞間の大規模相互作用を可視化

   人の体内では異なる細胞間で刻々と相互作用が発生しており、それらの観察は「メゾスコピック」と呼ばれる分野に含まれます。マクロスコピック(巨視的)とミクロスコピック(微視的)の中間(メゾ)に位置する領域を指し、生命科学の研究では、細胞間に起こる大規模で立体的な相互作用を広い視野と高い解像度で長期的に観察できることから、とりわけ重要となります。

   中国工程院院士(アカデミー会員)で清華大学信息科学技術学院院長の戴瓊海(たい・けいかい)教授が研究チームと共に10年以上をかけて開発した次世代型のメゾスコピック生物顕微鏡「RUSH3D」は、センチメートル級の3次元視野と単一細胞解像度を併せ持ち、毎秒最大20回の高速3Dイメージングで数十時間のパノラマ連続観測を実現しました。研究成果は13日、科学誌セルに掲載されました。

   

   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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