中国企業上位500社、経済の新たな推進エネルギーに

中国企業上位500社、経済の新たな推進エネルギーに

新華社 | 2024-09-20 20:56:34

   【新華社天津9月20日】中国企業連合会と中国企業家協会はこのほど、2024年中国企業上位500社を発表した。500社の研究開発強度(研究開発費の対売上高比率)の平均は、ランキングの発表を開始した02年以降の最高値を更新し、発明特許数は前年比19・7%増加し、500社の事業利益に占める戦略的新興産業の利益の割合は40・0%を超えた。

   複雑で変化に富む経済情勢の中、上位500社をはじめとする中国企業の質の高い発展の道筋はますます明確となり、スマート化、ハイエンド化、グリーン(環境配慮型)化などの産業変革は新たな成長の原動力を次々と生み出している。

   人工知能(AI)などの次世代情報技術により、さまざまなデジタル経済の業態が成長し、上位500社にランク入りしたインターネットサービス企業は3社の純増となり、500社の純利益に占める割合は8・6%になり、産業規模は商業銀行に次ぐ2番目の大きさとなり、研究開発投資への寄与率も6・9%に上った。

   スマート技術のけん引で、従来型産業の高度化と構造転換が着実に進んでいる。24年の中国戦略的新興産業リーダー企業上位100社のうち、鉄系金属精錬業界のランクイン企業数は8社で最多だった。自働車・部品制造業は6社で4位となった。

   中国企業連合会と中国企業家協会が共同で発表したデータによると、23年の中国企業におけるデジタル化された研究開発・設計ツールの普及率は79・0%、コア工程の数値制御(NC)化率は60・9%だった。従来型の製造業企業はビッグデータやクラウドコンピューティングなどの新技術を活用し、生産工程と技術を改善させ、生産の質と効率の向上を図っている。

   技術が日増しに成熟し、市場が持続的に拡大するにつれ、先進製造業と次世代情報技術産業の関連企業がますます頭角を現している。上位500社のうち、新エネルギー設備製造業、車載電池・蓄電池産業、通信設備・コンピューター製造業、半導体・パネル製造業などのランクイン企業は31社になり、過去5年で18社増加した。

   中国では6月末までに、国家級の製造業イノベーションセンター30カ所が設置された。「専精特新(専業化、精細化、特色化、斬新化)」の特徴を備える中小企業は累計14万社以上、製造業の特定分野をリードする「チャンピオン企業」は1500社以上となった。

   工業情報化部のデータによると、中国は23年にグリーン工場5千カ所以上、グリーンサプライチェーン(供給網)管理企業は600社以上を育成し、グリーン工業団地400カ所近くを建設した。従来型の工業企業はグリーン製造工程の実施で顕著な成果を収め、グリーン発展に向けた新たな推進エネルギーが成長しつつある。

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