中国国産旅客機C919、三大航空会社全てで運航開始

中国国産旅客機C919、三大航空会社全てで運航開始

新華社 | 2024-09-20 21:40:23

   19日、広州白雲国際空港を飛び立った中国南方航空3539便。(広州=新華社配信)

   【新華社広州9月20日】中国の国産大型旅客機「C919」を使った中国南方航空3539便が19日午後0時11分、満員の旅客を乗せて広東省の広州白雲空港を飛び立ち、同2時3分に上海市の上海虹橋空港に無事到着した。中国東方航空と中国国際航空を加えた中国三大航空会社全てで国産大型機の商業運航が始まった。

   C919は、中国が国際的な対空性基準に沿って独自開発した初の幹線用ジェット機で、独自の知的財産権を備える。2017年に初飛行、23年5月に初の商業運航を実現。累計飛行時間は1万時間、商業運航実績は3700便を超え、輸送旅客数は延べ50万人を突破した。

   製造元の中国商用飛機(COMAC)がすでに納入した9機のうち東方航空が7機を占め、中国国際航空と南方航空が先月28日にそれぞれ1機を受領した。中国国際航空は今月10日に初運航を実現している。

   東方航空は21年に初めて同型機を5機調達する契約を結び、23年9月にCOMACと100機を追加調達する合意書に署名した。中国国際航空と南方航空も今年4月、それぞれ100機を調達する契約を結んでいる。

   南方航空によると、19日に就航した同型機は機体番号「B−919J」で、調達する100機のうちの1機目。座席は3クラス164席で、ビジネス8席、プレミアムエコノミー18席、エコノミー138席となっている。

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19日、広州白雲国際空港ターミナルビルで行われた中国南方航空のC919初運航セレモニー。(広州=新華社記者/鄧華)

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19日、広州白雲国際空港のカウンターでチェックインする、中国南方航空初のC919運航便の搭乗客。(広州=新華社記者/鄧華)

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19日、広州白雲国際空港のカウンターでチェックインする、中国南方航空初のC919運航便の搭乗客。(広州=新華社記者/鄧華)

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19日、広州白雲国際空港ターミナルビルで記念撮影する、中国南方航空初のC919運航便の搭乗客。(広州=新華社記者/鄧華)

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19日、飛行前の準備作業をする、中国南方航空初のC919運航便の乗組員。(広州=新華社記者/鄧華)

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