中秋節、歴史ある中央大街に遊ぶ 中国・ハルビン

中秋節、歴史ある中央大街に遊ぶ 中国・ハルビン

新華社 | 2024-09-17 08:21:10

ハルビン市の中央大街。(7月30日撮影、ハルビン=新華社記者/劉赫垚)

  【新華社ハルビン9月17日】中国黒竜江省ハルビン市で1898年に建設された中央大街は、今や都市の名刺となり、地元の人々や観光客に人気の街歩きスポットでもある。中秋節(旧暦8月15日、今年は9月17日)連休の現在、中央大街は多くの人でにぎわい観光のピークを迎えている。

  ハルビンにはかつて、数十の国と地域の外国人が居住していたことから、全長1450メートルの中央大街には、バロックやルネサンスなどさまざまな様式の建築物が並び、「屋外建築芸術博物館」とも称されている。通りにはロシア料理店が数多く軒を連ね、名物の馬迭爾(モデルン)アイスクリームの売り場には常に行列ができ、多くの観光客が「爾浜」(アルビン、ハルビンに対する親しみを込めた呼称)の味を堪能している。

14日、ハルビン市の中央大街を散策する観光客。(ハルビン=新華社記者/劉赫垚)

  ハルビンはまた、国連経済社会局から「音楽の都」と命名されている。中央大街を歩けば、いつも優雅な音楽が耳に入り、国内外のアーティストが歌や楽器の路上パフォーマンスを行い、街は一層ロマンチックな雰囲気に包まれる。

  同市は現在、文化クリエーティブ産業拠点の構築に力を入れている。市文化広電・観光局の李卓敏(り・たくびん)副局長は「チャンスを捉え、新たな都市ブランド『爾浜』を育成している。多くの投資家も『爾浜』の市場価値に注目しており、文化観光市場の活況が文化クリエーティブ市場の好調をけん引している」と述べた。市内の観光地周辺には文化クリエーティブ製品を販売する店舗が新たに千軒以上開店し、「爾浜」デザインの拡張現実(AR)マグネットは10万個以上売れたという。(記者/劉赫垚)

14日、ハルビン市の中央大街でパフォーマンスを披露する演者。(ハルビン=新華社記者/劉赫垚)

14日、大勢の人でにぎわう中央大街。(ハルビン=新華社記者/劉赫垚)

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