中国国際サービス貿易交易会、デジタル貿易の潜在力際立つ

中国国際サービス貿易交易会、デジタル貿易の潜在力際立つ

新華社 | 2024-09-16 16:54:31

   【新華社北京9月16日】中国北京市で12~16日まで開催されているサービス産業の展示会「中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)」では、4K高精細デジタルヒューマンや手術ロボット、人型ロボットなど、新たな質の生産力(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)が際立っており、さまざまなデジタル化、スマート化アプリケーションや製品が人々の視野を広げるとともに、現在の金融や文化・観光、教育、医療、物流など多くの分野におけるデジタル技術のスマート利用と革新的なサービスを具体的に示している。

   CIFTISは2012年に創設され、これまでに累計で197カ国・地域から90万社以上が出展、参加してきた。今回は80余りの国と国際機関が展示ブースを設け、シーメンスやグーグル、アマゾンなど世界上位500企業や業界のリーディングカンパニー450社以上が会場に出展した。

   会場では産学研(企業・大学・研究機関)各界の来賓が現在のデジタル貿易発展の新たなトレンドについて熱心な意見交換を展開。中国電子学会理事会の張峰(ちょう・ほう)共産党委員会書記はCIFTISのフォーラムで「人工知能(AI)やクラウドコンピューティング、ビッグデータなどデジタル技術のイノベーションや応用が進む中で、デジタル経済は世界の経済、社会が発展する上での大きな原動力になりつつある」と述べた。

   世界のデジタル貿易構図の中で、中国は重要な「成長の極」となっている。張氏は、中国のデジタル貿易が急速な発展の新たな段階に入りつつあり、今年上半期(1~6月)も引き続き急成長を遂げたと述べ、同時期のサービス貿易総額が前年同期比14%増の約3兆6千億円(1元=約20円)と過去最高額を再び更新したと紹介した。

   デジタル経済の力強い発展の勢いと広大な市場に、多くの企業が商機を見いだしている。CIFTISの期間中、多くの国内外出展者が商談を進め、協力を模索するため北京に集まっている。(記者/魏夢佳)

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