BRICSメディアサミット、モスクワで開催

BRICSメディアサミット、モスクワで開催

新華社 | 2024-09-16 08:19:49

14日、BRICSメディアサミットで基調講演を行うBRICSメディアハイエンドフォーラム執行主席、新華社社長の傅華氏。(モスクワ=新華社記者/白雪騏)

   【新華社モスクワ9月16日】ロシア・モスクワで14日、主要新興国で構成するBRICSのメディアサミットが開かれ、加盟国を含む40カ国以上から参加した60社を超えるメディアの幹部が「多極化世界の安定と協力を促進する中でのBRICSメディアの役割」を巡り議論を交わした。

   BRICSメディアハイエンドフォーラム執行主席、新華社社長の傅華(ふ・か)氏は基調講演で次のように述べた。現在の世界は100年来の大変動の中にあり、グローバルガバナンスは厳しい課題に直面している。BRICS諸国は共同発展と共同繁栄を積極的に推進し、不確実な世界経済に確実性をもたらしている。BRICS諸国は恒久平和と普遍的な安全保障を積極的に追求し、混迷する世界に安定性を注いでいる。BRICS諸国は全人類共通の価値観を大いに発揚し、人類運命共同体の構築に前向きなエネルギーを加えている。将来に目を向けると、BRICS諸国の協力と発展には明るい展望が開けている。

   傅氏は次のように強調した。BRICS諸国のメディアはBRICS協力の目撃者、記録者であり、参加者、推進者でもある。新華社は同業のメディア関係者各位と共に、手を携えてBRICS諸国の「良き声」を響かせてBRICS協力の影響力とカリスマ性を絶えず高め、BRICS発展の「ブレーントラスト」(顧問団)をしっかりと務めてBRICS諸国の協力と発展に知的サポートを提供し、先進技術の新たな活力を刺激してニュース報道とメディアの発展に先進的で適用可能な「技術の翼」を与え、メディア協力の心の懸け橋を築いて人的・文化交流と相互学習を促進し、国際舞台で共通の声を発信していきたいと考えている。新華社はBRICSメディアハイエンドフォーラム主席団の一員、連絡事務所の所在機関としても全体計画や調整、サービスの役割をより良く発揮し、BRICS諸国のメディア交流・往来を力強く保障していく。

14日、モスクワで開かれたBRICSメディアサミット。(モスクワ=新華社記者/白雪騏)

   ロシアのラブロフ外相はサミットへのビデオメッセージで次のように述べた。BRICSは多国間協力のユニークな枠組みであり、各方面は長年にわたり実り多い協力を行ってきた。BRICS諸国のメディア協力は現在、絶えず強化され、国家間の関係発展、人々の友好の深化、相互信頼・理解の促進に重要な役割を果たしている。今回のサミットが各国メディアの交流・協力を深め、各国のメディア情報の受け手にBRICS諸国と現在の世界を総合的に伝える役割を果たすことを希望する。

   ロシア・タス通信のアンドレイ・コンドラショフ社長はあいさつで、BRICS協力は内容豊かであり、BRICS諸国のメディアは各国の政治往来や経済協力を報じるだけでなく、各国の人々による友好の懸け橋の構築にも積極的に取り組むべきだと述べた。

   BRICSメディアハイエンドフォーラムは2015年、新華社の提唱とブラジル、ロシア、インド、南アフリカの主要メディアの共同発起の下で設立され、既にBRICS諸国のメディアが実務的、効率的に交流、協力するプラットフォームとなっている。今年はロシアがBRICSの輪番議長国を務めることから、新華社は同フォーラムの枠組みの下、タス通信と共同で今回のサミットを開催した。(記者/黄河、劉愷、江宥林)

14日、モスクワで開かれたBRICSメディアサミット。(モスクワ=新華社記者/白雪騏)

14日、モスクワで開かれたBRICSメディアサミット。(モスクワ=新華社記者/白雪騏)

14日、モスクワで開かれたBRICSメディアサミット。(モスクワ=新華社記者/白雪騏)

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