吉林省長春市の一汽紅旗繁栄工場の組立ラインで、車両を検査する従業員。(2月19日撮影、長春=新華社記者/張楠)
【新華社北京9月11日】中国の自動車業界団体、中国汽車工業協会(CAAM)は10日、中国の今年1~8月の自動車生産台数が前年同期比2・5%増の1867万4千台、販売が3・0%増の1876万6千台となり、前年同期比で増加基調を維持したと発表した。
うち新エネルギー車(NEV)は、生産が29・0%増の700万8千台、販売が30・9%増の703万7千台で、新車販売全体の37・5%を占めた。
同協会の陳士華(ちん・しか)副秘書長によると、8月の自動車生産は前年同月比3・2%減(前月比9・0%増)の249万2千台、販売は5・0%減(同8・5%増)の245万3千台だった。
陳氏は、自動車産業が「金九銀十」と呼ばれる9、10月の書き入れ時を迎えていると指摘。国による廃車・買い替え推進策などの効果が出始め、地方による買い替えへの補助金支給策も相次いで実施されたことで、9月以降の自動車市場に前向きな促進効果をもたらし、自動車消費の活力をさらに高めるとの見方を示した。