中国共産党3中全会「決定」の用語解説(27) 基本研修

中国共産党3中全会「決定」の用語解説(27) 基本研修

新華社 | 2024-09-08 08:22:22

   【新華社北京9月8日】中国共産党が7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第27回は「基本研修」。

   ▽「決定」の原文

   党建設の制度改革を深化させる。(中略)定期的な研修、特に基本研修の仕組みを充実させ、専門訓練と実践による鍛錬を強化し、幹部の現代化建設能力を全面的に高める。(「決定」第15章「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に対する党の指導レベルの向上」より)

   ▽用語解説

   基本研修とは、幹部教育研修における基本的、中心的、主導的な研修任務を指す。教育研修機関、特に党校にとって必ず成し遂げなければならない最も重要な研修任務であり、習近平(しゅう・きんぺい)総書記の幹部教育研修に関する重要論述と党中央委員会の幹部教育研修に関する決定と手配を貫徹、実施するための重要措置であり、全員に対する全面的で全周期にわたる幹部教育研修を実現するための重要な取り組みでもある。基本研修は体系的なプロジェクトであり、研修の対象、内容、方式、学制、周期などのカギとなる要素を明確にし、複数の要素が融合し、複数の段階を貫き、複数の主体が協同する新たな研修のあり方を形成し、幹部教育研修のマクロな質とミクロな質の統合と一体的な向上を実現することが重点になる。

   基本研修の対象は、各レベルの党・政府指導幹部、公務員、国有企業の指導者、事業体の指導者、若手幹部、理論宣伝の中堅人材、ハイレベル人材、基層幹部、党員などを含む。

   基本研修の内容をめぐっては、習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想の深い学習と貫徹を基軸とし、党の理論の教育、党性の教育、職務遂行能力の研修に重点を置き、知識の研修を重視する。

   基本研修の方式については、集中学習を堅持し、可能であれば集中宿泊研修を行い、研修生の厳格な管理を実施する。現代の情報技術を活用し、オンラインとオフライン、ライブと録画を結びつけた方式で優れたカリキュラム、優れたリソースが基層まで行きわたるよう推進する。

   基本研修の学制をめぐっては、幹部教育研修の目標と対象の実情に基づき、科学的に研修期間を設定する。

   基本研修の周期については、党中央委員会の統一配置に基づき、党全国代表大会(党大会)の開催周期に従って、通常は5年を1期とした全国幹部教育研修計画を策定、実施する。同時に、情勢や任務のニーズと具体的な状況に応じて柔軟な手配を行い、幹部学習の全体性、一貫性、有効性を確保する。

   基本研修の要求は主に各レベルの党校に適用され、その他の幹部教育研修機関も参考にして実施することができる。

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