中国の揚水発電設備容量、8年連続で世界首位

中国の揚水発電設備容量、8年連続で世界首位

新華社 | 2024-09-04 13:52:37

安徽省蕪湖市にある響水澗揚水発電所で稼働中の発電ユニット。(3月28日撮影、蕪湖=新華社記者/曹力)

  【新華社北京9月4日】中国のインフラ建設大手、中国電力建設集団所属の水電水利規画設計総院がこのほど発表したデータによると、世界の2023年末時点の揚水発電設備容量は1億7913万キロワットに上り、うち中国は28%を占め、世界首位に立った。

  同院の李昇(り・しょう)院長は、中国の揚水発電設備容量が8年連続で世界首位を維持していると紹介。運転中発電所の稼働状態は良好で、23年の揚水発電電力量、起動回数はいずれも前年を大きく上回り、電力の安全で確実な供給を効果的に保障し、電力保障の新たな担い手として機能した。

  エネルギーの変革に伴い、世界の風力、太陽光などの再生可能エネルギーが大規模かつ急速に発展し、電力システムの変動性と間欠性(天気によって発電量が変わる)が日増しに大きな問題となる中、電源調整の必要性は大幅に増し、揚水発電の需要が飛躍的に高まっている。揚水発電は技術が成熟し、経済性に優れ、大規模な開発条件を備える、電力システムのグリーン(環境配慮型)・低炭素・クリーン・柔軟な調整型電源であり、風力、太陽光発電などとの調和効果も良好である。同氏は、揚水発電の発展が電力システムの安全で安定した運転を保障する重要な支えであり、再エネの大規模な発展に向けた重要な保障でもあるとの見解を示した。

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