中国、１５年連続でアフリカ最大の貿易相手国に

   【新華社北京９月２日】中国の「一帯一路」建設工作推進指導小組弁公室と国家発展改革委員会は８月２９日、関係部門と共に研究、作成した「中国・アフリカ諸国の『一帯一路』共同建設発展報告」２０２４年版青書を発表した。中国は１５年連続でアフリカ最大の貿易相手国となり、双方の貿易額がアフリカ貿易額全体に占める割合は上昇し続けている。

   同委員会地域開放司の徐建平（じょ・けんへい）司長は同日の記者会見で、経済貿易ルールのマッチングでは、今年６月末までに中国はアフリカの後発開発途上国２７カ国原産の９８％の税目製品にゼロ関税を実施し、３４カ国と二国間投資促進・保護協定を締結し、２１カ国と二重課税回避協定を結んだと明らかにした。

   徐氏によると、中国・アフリカ経済貿易ルールの相互接続に支えられ、２３年の中国とアフリカの貿易額は２８２１億ドル（１ドル＝約１４６円）に上り、２年連続で過去最高を更新。２３年末時点の中国の対アフリカ直接投資残高は４００億ドルを超えた。中国・アフリカの貿易と投資は今年も安定した発展傾向を維持し、双方の経済・貿易協力の強い活力と回復力を示している。