中国共産党3中全会「決定」の用語解説(22) 出産・育児フレンドリー社会

中国共産党3中全会「決定」の用語解説(22) 出産・育児フレンドリー社会

新華社 | 2024-09-02 19:54:17

   【新華社北京9月2日】中国共産党が7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第22回は「出産・育児フレンドリー社会」。

   ▽「決定」の原文

   人口発展支援・サービス体系を整える。(中略)出産・育児を支援する政策体系とインセンティブメカニズムを整え、出産・育児フレンドリー社会の建設を促す。(「決定」第11章「民生を保障、改善する制度体系の健全化」より)

   ▽用語解説

   出産・育児フレンドリー社会とは、出産や子育てをあらゆる場面で尊重、支援する好ましい社会状態を指す。政府は、あらゆるグループの人々とライフサイクル全体をカバーする人口サービスを提供し、出産・育児を支援する政策措置の改善・実施を図り、人々の幅広い参加を呼び込み、出産・育児に資する婚姻モデル、文化、世論、インセンティブメカニズム、サービス体系、市場条件などを社会全体に形成する。その目的は、良好な政策、社会、市場、家庭環境により、出産・育児・教育にかかるコストを削減し、若者が恋愛や結婚、子育て、家庭についてポジティブな考えを確立し、適切な年齢で結婚、出産し、子育ての責任を夫婦で分担するよう導き、文明的で幸福な家庭を推進し、「産みたいと思う、産むことができる、産む経済力がある、よく育てられる」の好循環を生み、適切な出生率と人口規模の維持を図ることにある。

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