南沙群島仙賓礁のサンゴ礁「全体的に健康」　中国が調査報告発表

   ３０日、北京で開かれた「仙賓礁サンゴ礁生態系調査報告」発表会。（北京＝新華社記者／李賀）

   【新華社北京８月３１日】中国南沙群島にある仙賓礁のサンゴ礁の生態系に関する調査報告が３０日、北京で発表された。仙賓礁のサンゴ礁の生態系は全体的に健康だとし、中国による破砕サンゴの人為的な埋め立てがサンゴの大規模な白化現象や死滅を引き起こしているとのフィリピンの主張について、事実に基づく科学的な根拠がないと反論した。

   中国自然資源部の南海発展研究院が同部の南海生態センター、南海調査センターなどの機関、海南南沙サンゴ礁生態系国家野外科学観察研究ステーション、同部の南海リモートセンシング測量共同応用技術イノベーションセンターなどと共同でまとめた。衛星リモートセンシングと現地調査のデータに基づき、仙賓礁のサンゴ礁生態系を初めて包括的、系統的に評価し、仙賓礁の砂州の形成・成長過程とその影響を科学的に分析。仙賓礁砂州の形成位置と成長プロセスは自然法則に合致しているとした。

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３０日、北京で開かれた「仙賓礁サンゴ礁生態系調査報告」発表会。（北京＝新華社記者／李賀）

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調査報告に示された仙賓礁北西側の写真。（ドローンから、北京＝新華社配信）

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調査報告に示されたサンゴの成長状況。（北京＝新華社配信）

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調査報告に示されたシラナミ。（北京＝新華社配信）

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調査報告に示された仙賓礁南東側海域を泳ぐハシナガイルカの群れ。（北京＝新華社配信）

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調査報告に示された仙賓礁南東側海域で見つかったタイマイ。（北京＝新華社配信）

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調査報告に示された４号砂州の地形。（北京＝新華社配信）