中国共産党３中全会「決定」の用語解説（１９）　生成ＡＩ

   【新華社北京８月３０日】中国共産党が７月の第２０期中央委員会第３回全体会議（３中全会）で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第１９回は「生成ＡＩ（人工知能）」。

   ▽「決定」の原文

   インターネット総合ガバナンス体系を整備する。インターネット管理体制改革を深化させ、インターネットコンテンツの製作と管理の機能を統合し、報道・宣伝とインターネット世論の一体化管理を推進する。生成ＡＩの発展・管理メカニズムを整備する。サイバースペースの法治建設を強化し、インターネットエコシステムの長期的、効果的なガバナンスメカニズムを整え、インターネットにおける未成年者保護活動の体系を整備する。（「決定」第１０章「文化体制・メカニズム改革の深化」より）

   ▽用語解説

   生成ＡＩはＡＩの一分野で、アルゴリズムやモデル、ルールに基づきテキストや画像、音声、動画、コードなどのコンテンツを生成する技術を指す。このような技術はユーザーのニーズに対して、事前にトレーニングしたマルチモーダル大規模言語モデルに依拠し、ユーザーが入力した関連資料を利用し、一定の論理性と整合性を持つコンテンツを生成できる。従来のＡＩと異なり、入力されたデータを処理するだけでなく、事物の内在法則を学習、模倣し、新たなコンテンツを独自に創造できる。