【新華社北京8月30日】中国共産党が7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第18回は「基本的農作物」。
▽「決定」の原文
土地制度改革を深化させる。耕地の占用・補償均衡制度を改革、改善し、各種耕地の占用を統一管理に組み込み、補償耕地の質的査定メカニズムを充実させ、均衡化基準到達を確保する。高基準農地の造成・査定・管理・保護の仕組みを整備する。基本的農作物を栽培する耕地の管理体系を保障、整備する。農家が合法的に所有する住宅を賃貸・出資・協業などの方法により利活用することを認める。農村の集団経営性建設用地の市場取引改革を段階的に進め、土地の付加価値収益の配分メカニズムを整備する。(「決定」第6章「都市と農村の融合発展体制・メカニズムの整備」より)
▽用語解説
基本的農作物とは、人々の基本的な生産・生活の需要を満たすために広い面積で栽培される農作物を指す。国レベルでは主に穀物、油料作物、綿花、糖料作物、野菜、牧草、飼料などの基本的、戦略的農作物品種が含まれる。各地域においては、保有資源、気候条件、栽培制度、立地条件などの要素を踏まえ、栽培の歴史と産業優位性を持ち、生産・生活に必要な地域性品種も含む。基本的農作物は生存の安全保障、国家の安全保障に直接関係することから、耕地資源の利用で優先的に保障する必要がある。