大型ガス田「深海１号」、第２期の掘削と坑井仕上げが完了

「深海１号」第２期プロジェクトで行われた深海ガス井の噴出試験。（海口＝新華社配信）

　 【新華社海口８月２９日】中国石油大手の中国海洋石油集団は２６日、海南島南東海域で実施する大型深海ガス田「深海１号」第２期プロジェクトで、圧力が国内最高となる開発井「Ａ１２井」の噴出試験が成功したと発表した。試験生産量は予想を上回るという。中国初の深海高圧天然ガス開発プロジェクトは海洋掘削と坑井仕上げ作業が完了した。

「深海１号」第２期プロジェクトで海上作業を行う職員。（海口＝新華社配信）

　 中国海洋石油海南分公司工程技術作業センターの陳浩東（ちん・こうとう）総経理によると、「深海１号」第２期は南、北、東の三つの坑井区に分かれ、海底天然ガス井は第１期より多い１２本を集中的に配置。坑井の平均深度は５千メートルを超え、総掘削深度は６万メートルを超える。

「深海１号」第２期プロジェクトで共同作業を行う船舶など。（海口＝新華社配信）

　 第２期プロジェクトは２０２２年の着工以来、世界の深海掘削と坑井仕上げ作業の記録を何度も更新し、試掘成功率も予想を上回っている。（記者／戴小河、陳子薇）

「深海１号」第２期プロジェクトで海上作業を行う職員。（海口＝新華社配信）

「深海１号」第２期プロジェクトで行われた深海ガス井の噴出試験。（海口＝新華社配信）