【新華社北京8月29日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、8月28日のニュースをお届けします。
1.中国軍機の日本領空侵入「意図はない」 外交部
中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は27日の記者会見で、日本が中国軍機による領空侵犯を確認したとしていることについて質問に答え、中国は他国の領空に侵入する意図はないと強調しました。
2.カナダの中国製EV追加関税に断固反対 中国商務部
中国商務部の報道官は27日、カナダ政府が26日に中国製電気自動車(EV)、鉄鋼・アルミニウム製品に対する追加関税措置を発表したことに、事実と世界貿易機関(WTO)のルール、中国の申し入れを無視したとして強烈な不満と断固とした反対を表明しました。
3.トヨタの燃料電池プロジェクト、北京で稼働
日本の自動車大手トヨタ自動車はこのほど、中国の北京経済技術開発区で水素燃料電池(FC)研究開発・生産プロジェクト第1期をスタートさせました。北京が水素エネルギー分野で誘致した最大規模の外資プロジェクトの一つで、水素燃料電池車産業化の課題解決を加速し、水素エネルギー産業の発展を促進することが期待されています。
同プロジェクトはトヨタと、水素燃料電池を手がける中国の北京億華通科技(シノハイテック)が協力して立ち上げました。工場は敷地面積11万3千平方メートルで、うち第1期は4万4千平方メートルとなっています。
4.中国初の深海・遠洋養殖総合試験設備、山東省栄成市海域で運用開始
中国水産科学研究院漁業機械器具研究所と山東省栄成市が協力して建造した深海・遠洋養殖総合試験プラットフォーム「漁機1号」がこのほど、同市の北部海域に設置され、運用を開始しました。
「漁機1号」は深海・遠洋養殖の新品種開発、産業養殖モデルの研究と試験観測など、複数の機能を一体化した全国初の閉鎖式キャビン(船室)養殖システムの総合試験プラットフォームで、閉鎖式試験キャビンは大型4室、小型20室を備えています。養殖水域は5千立方メートルに及び、深海・遠洋養殖実験の多様なニーズに対応できます。
5.中国独自開発の空中消火機「新舟60」引き渡し
中国航空工業集団(AVIC)が独自に開発、設計した空中消火機「新舟60」2機が26日、陝西省西安市で応急管理部に引き渡されました。
同機は独自の知的財産権を有する大中型固定翼緊急救援機で、最大6トンの水と人員28人、貨物3・7トンを搭載可能です。消火のほか火災監視、通信指揮、人員・物資輸送などの機能を持ち、複雑な地形でも迅速に作業できます。
6.渤海初の1千億立方m級ガス田、累計生産量が10億立方m超す
中国石油大手の中国海洋石油集団は24日、渤海湾初の1千億立方メートル級大型ガス田「渤中19−6」の累計生産量が10億立方メートルを超えたと発表しました。「渤中19−6」ガス田プロジェクトは、京津冀(北京・天津・河北2市1省)地区と環渤海地区のガス需要と国のエネルギー安全保障を保障し、エネルギー構造を最適化する上で重要な意味を持ちます。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。