【新華社北京8月28日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、8月27日のニュースをお届けします。
1.中国外交部、米国のやり方こそ新たな貿易戦争の最大の懸念
中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は26日の記者会見で、中国の製造業投資拡大は生産能力過剰問題を激化させ、新たな貿易戦争を引き起こすとした米メディアの記事に関し、インフレ削減法による差別的補助金や世界貿易機関(WTO)の上級委員選定に対する再三の妨害、他国製品への高率関税などの米国のやり方こそ世界の新たな貿易戦争に対する最大の懸念を引き起こしていると表明しました。
2.中国外交部、比船の仙賓礁海域侵入に「挑発行為の即時停止」要求
中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は26日の記者会見で、南沙群島仙賓礁付近海域で25日に起きたフィリピン船の不法侵入と中国海警船への衝突について、フィリピンに対し、権利侵害と挑発行為の即時停止と船舶の即刻退去を求めました。
3.世界ロボット大会で「得意技」を披露 北京市
中国北京市で開催された2024年世界ロボット大会には週末、多くの人々が見学に訪れました。ラテアート制作や触覚センサーで対象物を正確に把握して届けるなど、さまざまなロボットが「得意技」を披露しました。
大会は技術革新と応用成果の展示を目玉に、169社が600点以上の革新的なロボットを発表しました。うち60点余りは今回が初公開の新製品でした。人型ロボットは27点が一堂に展示されました。
日常生活の補助から専門的な支援まで、テクノロジー革新が来場者を魅了しました。
4.天津クルーズ船母港、夏の特別輸送態勢期間中の出入境者10万人超す
中国天津市の天津国際クルーズ船母港で23日午後、リベリア船籍のクルーズ船「夢想(ドリーム)号」が出航しました。これにより7月1日に夏の特別輸送態勢「暑運」が開始されて以来、天津出入境辺防検査総站(出入境検査所の統括機関)の東疆辺防検査站(出入境検査所)で出入境手続きを行った旅客数は延べ10万人を超え、寄港したクルーズ船は約40隻に上りました。
夏休みに入り、家族旅行の割合が著しく増加しています。同出入境検査所は暑運期間中、香港・マカオ・台湾地区からの旅客約200人と外国人観光客600人余りの出入境手続きを行い、口岸(通関地)のスムーズな運営を確保しています。
5.マレーシア産生ドリアン、中国に続々到着
中国企業がマレーシアで買い付けた生ドリアンの第1陣が中国に続々と到着しています。25日に約20トンが河南省鄭州市の新鄭国際空港で通関手続きを終えると、翌26日未明には同じく約20トンが広東省の深圳宝安国際空港に到着しました。天津市にも今月中に届くということです。
中国とマレーシアの政府関係者は24日、クアラルンプール国際空港で中国へ輸出するマレーシア産生ドリアンの第1便出発式を行いました。両国は既にマレーシア産生ドリアンの対中輸出に関する植物検疫要件の議定書に署名しています。
6.中国西部デジタルアニメ・漫画フェスティバル優秀作品展開催 成都市
中国四川省の成都市文化館で、同館と西南民族大学が共同企画した「56個の月」西部デジタルアニメ・漫画フェスティバル優秀作品展が開かれています。
国内各地の大学生が創作したイラストや絵本、漫画、アニメなど200点余りを展示します。伝統絵画やハンドメイド、コンピューター技術を組み合わせた作品も少なくなく、伝統文化と現代生活の接点を十分に掘り起こしています。作品からは現代の大学生や若手クリエーターのアニメ・漫画芸術に対する探求だけでなく、国産作品の活気と活力がより鮮明に見て取れます。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。