広汽トヨタが広州モーターショーに出展した新エネルギー車(NEV)ブランド「鉑智」の最初のモデル、「鉑智4X」。(2023年11月17日撮影、広州=新華社記者/鄧華)
【新華社北京8月28日】日本の自動車大手トヨタ自動車はこのほど、中国の北京経済技術開発区で水素燃料電池(FC)研究開発・生産プロジェクト第1期をスタートさせた。同区当局が27日に発表した。
北京が水素エネルギー分野で誘致した最大規模の外資プロジェクトの一つで、水素燃料電池車産業化の課題解決を加速し、水素エネルギー産業の発展を促進することが期待されている。
同プロジェクトはトヨタと、水素燃料電池を手がける中国の北京億華通科技(シノハイテック)が協力して立ち上げた。工場は敷地面積11万3千平方メートルで、うち第1期は4万4千平方メートルとなっている。
第1期は主にFCシステムとスタックの研究開発・生産に特化している。年間生産能力は1万ユニットで、まず定格出力が150キロワットの大型商用車用FCシステム「TLパワー150」を最初の製品としてラインオフした。
第2期は2026年に建設を開始する予定。