【新華社北京8月28日】中国商務部の報道官は27日、カナダ政府が26日に中国製電気自動車(EV)、鉄鋼・アルミニウム製品に対する追加関税措置を発表したことに、事実と世界貿易機関(WTO)のルール、中国の申し入れを無視したとして強烈な不満と断固とした反対を表明した。
報道官は次のように述べた。カナダは26日、中国から輸入するEV、鉄鋼・アルミニウム製品に追加関税などの制限措置を取ると発表した。カナダは事実とWTOのルールを顧みず、中国の再三にわたる厳正な申し入れを無視し、各方面の反対や制止を押し切り、独断専行した。中国は強烈な不満と断固とした反対を表明する。
中国が何度も強調しているように、中国製EVなどの産業発展は自らの比較優位に基づく、オープンな競争の結果である。中国製EVはカナダの消費者を含む世界のユーザーから歓迎されており、世界の気候変動対応やグリーンシフトにも大きく貢献している。
カナダは自由貿易、WTOのルールを基礎とする多角的貿易体制を支持するとしながら、WTOのルールに公然と違反し、盲目的に一部の国に追随し、一方的な追加関税措置を発表した。これは典型的な保護貿易主義である。カナダの今回の措置は世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定を乱し、世界の経済システムと経済・貿易ルールを著しく破壊し、中国とカナダの経済・貿易関係に重大なダメージを与える。両国企業の利益を損ない、カナダの消費者の幸福と利益に影響を与え、カナダのグリーンシフトと世界の気候変動対応の努力を壊す。
カナダに誤った措置を直ちに改めるよう促す。中国はあらゆる必要な措置をとり、中国企業の正当な権益を断固として守る。