陝西省の西安国際港駅で発車を待つ、家電製品を満載した中欧班列。(資料写真、西安=新華社記者/李一博)
【新華社杭州8月27日】中国の家電輸出は年初から、国際市場の需要改善に伴い、着実に拡大した。浙江省慈渓市でこのほど開かれた「2024年電子・家電産業の質の高い輸出業務会議」で明らかになった。
中国の電気機械業界団体、中国機電産品輸出入商会のデータによると、今年1~6月の家電(白物家電)輸出額は前年同期比13・4%増の648億1千万ドル(1ドル=約144円)、6月は前年同月比21・0%増の116億9千万ドルだった。月間輸出は3月から過去最高を更新し続け、4カ月連続で100億ドルを超えた。
輸出国・地域別では、新興市場、「一帯一路」沿線地域への輸出額が安定的に増えた。うち中南米はシェアが著しく拡大し、伸び率は37・7%に達した。「在庫補充」効果を受け、北米、欧州連合(EU)を含む欧州、大洋州などの先進地域への輸出もやや好転した。
各種家電・部品の輸出はいずれも好調で、輸出の量・金額とも増えた。エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機などの大型家電の輸出伸び率はそろって20・0%を超えた。