24日、河南省鄭州市の新鄭国際空港で、マレーシアから輸入された生ドリアンを検査する税関職員。(鄭州=新華社配信)
【新華社深圳8月27日】中国企業がマレーシアで買い付けた生ドリアンの第1陣が中国に続々と到着している。
25日に約20トンが河南省鄭州市の新鄭国際空港で通関手続きを終えると、翌26日未明には同じく約20トンが広東省の深圳宝安国際空港に到着。天津市にも今月中に届くという。
中国とマレーシアの政府関係者は24日、クアラルンプール国際空港で中国へ輸出するマレーシア産生ドリアンの第1便出発式を行った。両国は既にマレーシア産生ドリアンの対中輸出に関する植物検疫要件の議定書に署名している。
25日、河南省鄭州市のスーパーに並んだマレーシア産生ドリアン。(鄭州=新華社配信)
マレーシア産生ドリアンは熟して自然に落下するのを待って収穫し、人工的な熟成処理を行わないため、果肉がつまり、濃厚で甘い風味が楽しめるという。
中国でかつてマイナーな果物だったドリアンも今では市場で人気を博し、消費量が年々増加している。東南アジアから中国へのドリアン輸出額は2023年だけで数十億ドル(1ドル=約145円)に達している。