空から見た深圳市の塩田港。(資料写真、深圳=新華社記者/毛思倩)
【新華社深圳8月27日】中国深圳税関が27日発表した広東省深圳市の1~7月の貿易額は前年同期比29・6%増の2兆5900億元(1元=約20円)となった。うち輸出は32・1%増の1兆6500億元、輸入は25・5%増の9405億元だった。貿易額と輸出額はいずれも同期の過去最高を更新した。7月の貿易額は前年同月比19・3%増の3927億3千万元で、うち輸出が18・5%増の2446億6千万元、輸入が20・7%増の1480億7千万元に上った。
貿易形態別では、一般貿易額が41・1%増の1兆5千億元で57・7%を占め、伸び率が全体より11・5ポイント高かった。保税物流方式は27・8%増の6253億2千万元で24・1%を占めた。加工貿易は3・9%増の4540億3千万元となった。
主要な貿易相手との貿易額は、東南アジア諸国連合(ASEAN)が47・4%増の4495億9千万元、米国が26・9%増の2714億4千万元となった。欧州連合(EU)は15・6%、韓国は38・6%、日本は23・3%、インドは26・0%、オーストラリアは28・7%、英国は15・7%それぞれ増加した。中南米は39・3%増の1452億3千万元で5・6%を占め、うちメキシコが35・6%増、ブラジルが66・0%増となった。「一帯一路」共同建設国は39・3%増の9404億7千万元、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定加盟国は40・3%増の7420億7千万元だった。
輸出品目別では、機械電気製品の輸出額が21・0%増の1兆1200億元で輸出全体の67・8%を占めた。うち「老三様(旧定番3品目)」の携帯電話は18・5%増の869億元、自動データ処理装置(コンピューター)は11・1%増の574億元、家電製品は35・0%増の539億6千万元となった。電子部品は27・4%増の1607億7千万元。労働集約型製品は60・8%増の2222億9千万元で13・5%を占め、うち繊維・アパレルが62・7%増の697億5千万元、プラスチック製品が52・1%増の513億3千万元となった。
輸入品目別では、機械電気製品が28・0%増の7320億5千万元で輸入全体の77・8%を占めた。うち集積回路(IC)は13・3%増の3800億7千万元、自動データ処理装置(コンピューター)・同部品は2・5倍の1265億8千万元、半導体製造設備は2・6倍の255億5千万元となった。