23日、第10回中国博物館関連製品・技術博覧会で、ミュージアムグッズなどを見る人たち。(フフホト=新華社記者/哈麗娜)
【新華社フフホト8月26日】中国内モンゴル自治区フフホト市の敕勒川国際会展中心(コンベンション・エキシビションセンター)で23日から4日間開かれている第10回中国博物館と関連製品・技術博覧会は、デジタルインテリジェンスが最大の見どころとなっている。
博物館は中国で人々が充実した生活を送るための重要な要素であり 今年1~7月の全国の来場者数は7億8千万人に上った。
23日、第10回中国博物館と関連製品・技術博覧会で、文化財のデジタル展示を見る人。(フフホト=新華社記者/哈麗娜)
今年の博覧会には5万平方メートルの展示面積に全国から394の博物館と158の企業が参加。各地の博物館はデジタルツインやバーチャルリアリティー(VR)、裸眼3Dディスプレーなどを応用した革新的な展示とインタラクティブな形式により、来場者に科学技術と文化の融合の美しさを伝えている。
会場で人気を集めているのがVR博物館で、多くの人が仮想空間の中で実物大に再現された展示品を見ながら、VRゴーグルに表示される写真紹介やビデオ解説を楽しんでいた。
23日、第10回中国博物館と関連製品・技術博覧会で、VRゴーグル越しに文化財を鑑賞する人。(フフホト=新華社記者/哈麗娜)
2004年に始まった同博覧会は現在、博物館分野の発展成果を総合的に展示し、博物館と科学技術の融合・革新を促し、博物館文化産業の新たな分野を開拓する重要なプラットフォームになっている。今年はフランス、カナダなど国外の専門家・学者との交流や討論、国連教育科学文化機関(ユネスコ)との共催によるバリアフリー博物館学術シンポジウムも開く。(記者/哈麗娜)