【新華社北京8月26日】中国共産党が7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第15回は「期待管理」。
▽「決定」の原文
国の発展計画と重要戦略の実施を巡り、財政・金融・産業・価格・雇用などの政策の連携と協調を促し、各種増加資源の配分と既存資源の構造調整を進める。(中略)期待管理の仕組みを整える。(「決定」第5章「マクロ経済ガバナンス体系の整備」より)
▽用語解説
期待管理はマクロ経済ガバナンスの重要な内容であり、政府部門が政策解説や情報公開、報道発表などを通じ、国民とのコミュニケーションを強化し、社会的期待の効果的な誘導、調整、安定化を促し、政策に対する予見性や理解を高めることで効果を最大化し、実施した政策が期待通りの効果を得られるようにすることを指す。期待管理は市場の安定と政策効果の向上に大きな意味を持ち、有効な期待管理を通じて市場参加者の行動を導き、市場の変動を緩和し、政策の効率と効果を高めることができる。