【新華社北京8月25日】中国共産党が7月の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)で採択した「改革のさらなる全面深化と中国式現代化の推進に関する中国共産党中央委員会の決定」について、重要な用語を解説する。第14回は「国家マクロバランスシート」。
▽「決定」の原文
国の発展計画、重要戦略の実施を巡り、財政や金融、産業、価格、雇用などの政策の協調、注力を促進し、増加した各種資源の配分と既存資源の構造調整を最適化する。国家マクロバランスシート管理の実施を検討する。(「決定」第5章「マクロ経済ガバナンス体系の健全化」より)
▽用語解説
国家マクロバランスシートは、国や地域の特定の時点における資産・負債の総額と構成を総合的に反映した統計表で、政府や世帯、非金融企業、金融機関など各部門・組織が保有する資産・負債の規模と構成が含まれる。一国が長年の経済成長で形成した富の蓄積を評価でき、ストックの観点から国家経済の変化や健全性を分析するために用いられる。