湖北省荊門市を出発し広西チワン族自治区桂林市に向かう有人飛行船「祥雲」AS700。(桂林=新華社配信)
【新華社北京8月23日】中国航空機大手の中国航空工業集団(AVIC)は21日、同集団傘下の航空工業特殊飛行機研究所が独自に開発した有人飛行船「祥雲」AS700が湖北、湖南、広西の2省1自治区をまたぐ約千キロの飛行に初めて成功し、湖北省荊門市を出発して広西チワン族自治区桂林市に着陸したと明らかにした。今回の飛行は、有人飛行船として中国国内で最長の飛行時間、飛行距離を記録した。
同機はグリーン(環境配慮型)で低炭素、安全かつ経済的といった特徴があり、短距離離着陸と垂直離着陸が可能。低空観光のほかに輸送物流や測量、緊急救援、都市の安全保障などさまざまなシーンに応用できる。(記者/宋晨)